涙の分泌が少なかったり、涙の安定性が悪いために、角膜(黒目)が乾燥して傷ついたり、疲れ目などの不快な症状がでる疾患
正常染色
ドライアイ
「涙がでる」というのもドライアイ症状の一つです。角膜表面に涙が足りなくなると、一過性に多量の涙を出します。しかしこのようにして分泌された涙は角膜表面にとどまることなく排出されるため、「涙がでる」という症状になってしまいます。
涙は油層・涙液層(水層)・ムチン層の3つの層からできています。
≪質の良い涙≫が≪適切な量≫分泌されていることが大切です。
視力検査・眼圧検査に加え、以下の検査を適宜行います。
分泌された涙はまばたきの度に眼の表面に運ばれ、まぶたの鼻側上下にある涙点から鼻へと排出されます。この涙点をシリコン製のプラグで塞ぐことにより、涙をためる治療法です。効果はプラグが脱落するまで続きます。
プラグを挿入した状態
涙点プラグは固形のため挿入後に違和感を感じる方がいらっしゃいます。それに比べキープティアはコラーゲンを液状で注入し、体温で温まることで固まり違和感はほとんどありません。約2カ月で鼻腔へと排出されます。