生後間もない乳児は、ほとんど視力はなく、生後3ヶ月で0.01程度です。1歳で0.2、2歳で0.5前後、3歳で0.8前後、6歳で1.0まで視力がでます。また、乳幼児の場合、多くが遠視で成長とともに近視化に移行していきます。
視機能の発達は、6歳から遅くとも8歳までには確定します。よって、学校入学前の就学時検診で異常が見つかっても、視機能を向上させることが遅すぎる場合もあります。引っ越しや都合で受診できなかった場合は、眼科を受診するようにしてください。
*横浜市・川崎市は4歳児 <社会福祉法人青い鳥より>
小学生以上になると、大人と同じ字づまり視力表を用いて視力検査をしますが、幼児の場合には、字ひとつ視力表で検査をする場合があります。字づまり視力表だと、上下左右にも指標があり、正確に測定できない場合があります。また、字ひとつ視力表での判別が難しい場合は、絵ひとつや森実ドットカードで測定します。
字づまり視力表
字ひとつ表
(ランドルト環)
絵ひとつ表
(ちょうちょ、とり、いぬ、さかな)
ハンドル
(子供に持たせて、同じ形に動かします)
森実ドットカード
(うさぎの目の位置を指差します)
当院では、斜視・弱視を専門にする視能訓練士(国家資格 / ORT)が非常勤で在籍しております。大学病院での勤務・研究をするスペシャリストがおりますので、安心して受診してください。
予約制となりますので、お電話でご予約ください。
(予約電話:045-988-4912)